sutāのものづくりの特徴のひとつは
手織り機を使うこと。
手織りのベッドシーツは、今までつくることも使うことも経験したことがなく、そのようなベッドシーツが存在してるかどうかも分からず、初めて聞いたときは興奮するばかりでした。
大きな工場で機械を使い、スピードや効率を上げて生産することが、進化した時代においては当たり前なのかもしれませんが、そもそも糸を紡いで織るということのほうが、今の時代の先進国においては珍しいものになっているので、尚更、その価値を見い出す喜びを得られるのは貴重なことだと感じています。
糸からはじまるベッドリネン。
糸から生地を作るとは、色見本から生地を選ぶのとは違い、糸の色を何色に染めるのか、という部分から事がはじまります。
糸で見る色と、平面で見る色では違って見えることに気づくこともあれば、バングラディシュの太陽の光と、日本の太陽の光とでは光の強さや大気によって映し出される色が違うこともあると聞いて衝撃でした。
更には私自身の色弱体質も相まって、楽しいはずの色決めも、ひたすら迷走、、
そうこうしてる内に、現地の工場が再開し始めて安堵したのも束の間、次のロックダウンまでにやるべきことのリストアップ。
焦る必要は無いと思っていましたが、現地の状況も踏まえると急ピッチに進めていかなくてはなりません。
海外のロックダウンの状況は、日本にいる私の想像を超えているように感じましたが、現地の様子を確かめに行くことも出来ず、ただただ職人さんたちが無事である事を祈ることしか出来ません、、
【3】につづく
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